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ぶっちー、

Hola!
コモエスタセニョリータ。

すっかり夏だけど、ご機嫌いかが?
元町公園のプール、去年17回も通ったのか。
しっかり素数を抑えるあたりが憎いぜ全く。
 
ハルくんの30歳に向けて、去年のお祝いのお返しをせねばという焦りがありますが、まあそこで何も返さないわたしでも、誰もクレーム入れてこないだろうとタカをくくっているマイペースなわたしです。

去年のお祝いのお返し?いらない、いらない。
俺、自分の30歳の誕生日は、ひっそり静かに過ごしたい。
もしくは、セルフプロデュースした企画で自らを祝いたい。
クリエイターたるもの、誕生日祝いもDIYよ。

さて、そんな俺が20代最後の夏をどんな風に過ごしているかという話だけど。
最近はもっぱら、クーラーの効いたカフェに籠って本を読んでいるよ。

どういう風の吹き回しか、このところ貪るように小説を読むようになって。
去年自分で書いてみて、人が書いたものにも興味を持つようになったのかな。
「小説は読むものじゃない、書くものだ」とかドヤ顔で言ってみたかったんだけどな。

カフカの『変身』から綿矢りさの『蹴りたい背中』まで、気になったものを色々読んでるんだけど、最近読んで印象に残ってるのは村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』。
かの有名な「完璧な文章などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」からはじまるやつだけど、読んだことある?

村上春樹が29歳のときに書いた作品で、今29歳の「僕」が21歳の夏について語るっていう内容なんだけど、今自分が29歳ということもあるのか、妙にシンパシーを感じちゃって。
話自体はどうってことなくて、ただ行きつけのバーでビール飲んだり女の子と仲良くなったり、そんな若者のひと夏を淡々と退廃的に描いてるだけなんだけど。
俺も自分の21歳の夏を思い出してみたけど、もりおくんと朝までウイイレやってた退廃的な青春の記憶しかなかった。
完璧な文章などというものが存在しないように、完璧な青春などというものも存在しないようだよ。

読書の他には最近、花火を見たりドライブしたり、あとは相変わらずメジャーリーグ見てるかな。
ダルビッシュが復帰して、特に興奮もなく「ああ復帰した」って感じだったけど、やっぱり全試合見ちゃうね。
お腹が空いたらご飯を食べ、ダルビッシュが投げたらテレビを見る、そんな毎日がエブリデイ。
俺もそろそろリハビリ終えて、早く最前線に復帰せねばと思う。

とまあ、そんな感じでもうすぐ30歳になろうとしてるけど、ぶっちーは最近どんな感じ?
しばらく会ってないけど、8月中にお茶でもしようや。

2016.07.31
ハル