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ぶっちー、

ナマステ。
30歳と1週間おめでとう。

オーバー30ライフはどう? 順調?
俺? 俺はすごぶる好調だよ。
アンダー30ライフ、絶賛エンジョイ中。

30人からのHappy Birthday、喜んでもらえたようで良かったよ。
まあ、この企画を一番エンジョイしたのは確実に俺だけどな。  

みんなから次々と送られてくるメッセージをひとつひとつ読むのが、最高に楽しくて。
だってみんな、ぶっちーへのメッセージに加えて、
「交換ブログ面白い!」とか「楽しみにしてます!」とか書いてくれてるんだぜ?
まあ、半ば俺に書かされてるんだけどさ。
それをひとりで読んでニヤニヤしてた俺、我ながらキモかった。

とはいえ、メッセージを眺めてたら「へー、そんな風に読んでくれてるんだ!」とか、
「ほー、その視点はなかった!」みたいな発見も結構あってさ。

たとえば、30人の一番最初に紹介した小林さんのメッセージだけど、

というのも、このブログはまさに月9(もしくはテラスハウス)。主演女優ぶっちーさんと主演男優内野さんの物語です。不定期に更新されるブログを読んでは続きが気になるこの感覚はちょっと中毒性あります。あとは二人の掛け合い、文章、文体、内容もくせになる。。。

これ、俺的にかなり新鮮だった。

月9とかテラスハウスとか、テレビ見ない俺からは絶対出てこないワードじゃん。
「主演女優ぶっちーさんと主演男優内野さんの物語」っていう発想も、なかなかキモくて面白いなって思った。
そうか、俺たちは役者であり、物語を演じているのか、と。

そういえばこの前、元職場の上司に久しぶりに会ったんだけど、
彼にも「アラサー男女のナントカ、読んでるよ」って言われてさ。
「いや、大事なのはアラサーの方じゃなくてナントカの方ですよ」って思ったけど、まあそれはいいとして。
次の瞬間、彼の口から衝撃的なひと言が飛び出したのよ。

「あの女の子(ぶっちー)は、実在するの?」

え? しないの?
思わずこっちが逆質問しちゃったよ。

曰く、彼はぶっちーに会ったことないし、俺からぶっちーの話を聞いたこともなかったから、
ぶっちーの文章を読んで「果たしてこんな女の子が本当に存在するのか?」って思ったみたいで、
「実は俺がぶっちーという架空の女の子を創り出して一人二役で演じてるんじゃないか?」って思ったみたい。

そんなの俺、ただの変態やん。
いや、変態ですけど。

まあでも、考えてみれば確かに、ぶっちーに会ったことない人からするとさ、
ここにいるぶっちーが本当にこの世に実在する人間であるという保証はどこにもないよね。

たとえば、実は写真に映ってる黒髪ショートカットの女の子はただのモデル的な女の子で、
そこに俺が妄想でぶっちーという架空の人格を創り出して文章を全部書いてるかもしれないし、
逆に今これを書いてる俺こそがぶっちーの妄想で創り出された架空の人格なのかもしれないし、
あるいは俺でもぶっちーでもない誰かが勝手に俺とぶっちーを妄想で創り出しているのかもしれないし、
この前の30人からのメッセージにしても実は俺が妄想で創り出した架空の人物が含まれてるかもしれないし、
そもそもリアルタイムの交換日記風だけど実は3年後くらいの分まで記事のストックが用意されてるかもしれないし。

要するに、俺たちの存在も含めて今ここに見えているものがどこまでリアルなのかっていうのは、
俺たちが普段カフェでお喋りしたり、スマホなりパソコンなりでカタカタやってる姿を見てもらわない限りは証明できないわけだ。

似たような話で思い出したんだけど、俺、1年前くらいにLINE乗っ取られたじゃん。
友達全員に「暇? iTunesカード買ってきて?」って送りつけるやつ。
乗っ取られてすぐ、色んな人が「乗っ取られてるよ!」って教えてくれたから良かったんだけどさ、
後から友達何人かに言われたのよ。

「どうせハルくんのことだから、乗っ取り犯になりすまして乗っ取られたフリしてイタズラしてるんだと思った」

LINE乗っ取られるってあれ、結構精神的ダメージ受けるのよ。
俺の知らぬ間に俺になりすましたやつが俺の友達に次々メッセージ送ってると思うと、結構辛いのよ。
それがさ、俺は逆に乗っ取り犯になりすましてるんじゃないかと疑われてたのよ。
何これイジメ? イジメなの?
俺が日頃からクリエイティブに生きすぎていることの代償なの?
銀座にちゃぶ台とか運んでるからLINE乗っ取られても信じてもらえないの?
とにかく俺、これがトラウマになってその後半年くらいLINEインストールしなかったからね。

もうさ、今の世の中って、何がリアルで何が嘘なのか全然わからない時代なんだと思うんだ。
ぶっちーの存在はおろか、LINE乗っ取り犯の存在すらもフィクションになっちゃうんだから。
乗っ取られてることすらも信じてもらえないこんな世の中じゃ、だよ。

でも、そんなライアーゲーム同然の世の中でもひとつ確かに言えるのは、
この交換ブログがインターネット上に存在していることは紛れもないリアルだってこと。

もしかしたら、ぶっちーの存在も俺の存在も、誰にも信じてもらえなくなる日が来るかもしれない。
でも、このブログは確かなリアルとして、ここに存在し続ける。
だから俺は、このブログに限らずだけど、何か形あるモノを作ることにこだわり続けているのかもしれないな。
たとえそれが、救いのない嘘で塗り固められたものであったとしても、ね。






2015.10.20
ハル