DSC_9716 のコピー


ぶっちー、

お返事遅くなってごめん、39度の熱出して死んでた。
ICUの受験前日にカラオケとボウリング行って40度の熱出して夜中に点滴打って試験受けたこと思い出したよ。
もう10年前の話か。タイム・イズ・マネーだよ、全く。
 
しかし先週のCAPSULEのライブ、最高だったな!

こしじまさん、超可愛かった。
しかし俺が何よりグッときたのは、
中田ヤスタカのエクスタシーっぷりだな。

彼、ステージの上で超楽しそうだったじゃん?

ライブっていってもさ、彼は別にギターを弾くわけでもなく、
ただ自分が作った曲を延々と流してただけじゃん?
ライブ用の特別なアレンジも、ジャズのセッションみたいなアドリブもなし。
iTunesで自分の作った曲だけで構成されたプレイリスト流して、
あとはこしじまさんが歌うだけ、みたいな。
それでオーディエンスがあんなに熱狂して盛り上がったら、
そりゃもう最高に気持ち良いだろうな、って思うよ。
自分が作った曲に酔いしれちゃって仕方ないだろうな、って。
「あー、やっぱ俺の作った曲サイコー」って。

これってさ、自分で曲を作らないDJには絶対味わえない快感だと思うんだ。

俺、音楽好きだし、DJやってる友達もたくさんいるけど、
DJってイマイチ面白いと思えないんだよね。
どれだけイケてる曲をどれだけカッコ良くつなげても、
「それ全部他人が作った曲じゃん」って思っちゃう。

昔はクラシックピアノとかバンドとかもやってたけど、
それも他人の曲をコピーするばっかりで退屈だった。
だから作曲とかもしてみたけど、それはセンスなさすぎてやめた。
代わりに文章書いてみたら結構センスあったから、今も続けてる感じ?
俺に作曲センスがあったら、今頃音楽やってたかもなって思うよ。
自分でカッコイイと思う曲が作れたらバンドでもDJでも楽しかっただろうなって。

今はキュレーションの時代だとかいうけどさ、
俺、人が作ったモノを編集しても楽しくないんだよね。
ゼロからモノを作らないと面白くない。

俺、昔livedoorニュースの編集やってたけどさ、
ニュースサイトの編集ってクラブDJに似てるんだよ。

たくさんある記事のストックの中から面白い記事をいくつかチョイスして、
それぞれに見出しをつけてトピックスに掲載して、
PVの変動とかを逐一チェックしながら、
トピックスの記事をどんどん入れ替えていくの。

当時の同僚に、ゆいむんっていうちょっと変わった女の子がいるんだけどさ。
彼女がこの前ブログに詳しく書いてたから、暇なら見てみて。



むんむん日記だけど、結構面白いから騙されたと思って見てみて。

ともかくニュースサイトの編集ってさ、
ユーザーの反応をリアルタイムで見ながら記事をつないでいく作業で、
それってフロアの反応をリアルタイムで見ながら曲をつないでいくDJと同じなんだよね。
要するに、インターネット上の記事DJなの。

基本的には人が書いた記事を使ってDJするわけだけど、
これだけだと俺にはやっぱり結構退屈で。
やっぱり「それ全部他人が書いた記事じゃん」って思っちゃうのね。

でも、俺はたまにサイト内で記事を書かせてもらったりもしていて、
ついでにブロガーとして自分の記事をサイトに寄稿もしてたから、
人の書いた記事をチョイスするだけじゃなくて、
たまに自分の記事を自分でチョイスしてトピックスにあげたりもしてたのね。 
つまり、他人の作った曲に自分の作った曲も織り交ぜつつ、DJしてたの。

こうなると、DJするのが一気に楽しくなるんだよね。
 
まず、自分が作ったものを単体の作品として見せるだけでなくて、
プレイリストの中に組み込むことによって新しい見せ方をできる。
「俺の曲、こういう流れで聴いても結構カッコイイでしょ?笑」みたいな。

それから、自分で曲を作ってるから、他人が作ったものへの見方も変わる。
リスナーではなく作曲家目線で「この曲面白いな」とか思えるようになる。
そういう作品を、自分の作品と並べて見せるのは結構楽しい。
「自分が作ったわけじゃないからちょっと悔しいけど、コレもいいよ!」みたいな。

中田さんも作曲だけじゃなくてクラブDJもやってるけど、
「半分は自分の曲です。笑」みたいな感じじゃん。
音楽でも文章でも自分でモノを作ってる人間にとってはさ、
自分が作ったものを組み込んで、はじめてDJが楽しくなるんだと思う。
自分で作る人と自分で作らない人では、きっと視点が全然違うんだよね。

今は他人が作った曲だけでDJしたり、他人が書いた記事だけでメディア作ったり、
そういうのが超簡単にできちゃう時代だけど、
俺は他人の作品の組み合わせではなく、あくまでも自分の作品を中心に楽しませたい。
それがクリエイターとしてのDIY精神だと思うのよ。
ポートランドとブルックリンの本質的なSPIRITだと思うのよ。

で、そんなDIY精神を突き詰めて行くと、
究極は「100%自分が作った曲だけでDJする」っていうのがやっぱりやりたくて、
そしてCAPSULEのライブは、中田さんにとってまさにそれだったんだよね。

彼が赤坂ブリッツのステージで延々と自分の曲を流して、
そして最高に気持ち良さそうにしてる姿を見て、
改めて「自分が作った曲だけでDJしたい!」って思ったよ。

まあ、この交換ブログはそんな感じでやってるけどね。
そしてぶっちーは俺が作曲する上で必要不可欠なボーカリストだから、
これからもよろしく頼むぜ。




2015.06.05
ハル